からだ
コーヒーはなぜ眠気を覚ます?脳をだますしくみ
コーヒーで眠気が覚めるのは、カフェインが脳の中で「眠気を伝える成分」の働きを邪魔するからです。
眠気ざましに一杯のコーヒー。多くの人が経験する習慣ですが、コーヒーは眠気を消しているのではなく、脳をうまくだましています。カギを握るのは、コーヒーに含まれるカフェインです。
脳には「眠気を伝える成分」がある
私たちが起きて活動していると、脳の中に眠気を伝える成分が少しずつたまっていきます。この成分が脳の受け皿にはまると、脳は「そろそろ休もう」と感じ、眠気がやってきます。一日の終わりに眠くなるのは、この成分がたまるからです。
カフェインが受け皿をふさぐ
カフェインは、この眠気の成分とよく似た形をしています。そのためカフェインが先に脳の受け皿にはまり込み、眠気の成分が席に着けなくなります。眠気の信号が届かなくなるので、頭がすっきりしたと感じるのです。
だから「覚ます」ではなく「隠す」
注意したいのは、カフェインは眠気そのものを消しているわけではない点です。ふさがれているあいだも、眠気の成分は裏でたまり続けています。カフェインが切れると、待っていた眠気が一気に押し寄せることがあります。徹夜のコーヒーのあとに強い眠気が来るのは、このためです。
いつもの一杯は、脳の受け皿をめぐる小さな椅子取りゲームでした。上手に付き合えば、コーヒーは頼れる味方になります。
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