科学

氷に塩をかけるとなぜ冷える?温度のふしぎ

2026年 · 読了3分
氷に塩をかけるとなぜ冷える?温度のふしぎ

氷に塩をかけると0度より冷えるのは、塩で氷が低い温度で溶け始め、溶けるときに周りから熱を奪うからです。

氷はふつう0度で溶けます。ところが、その氷に塩をふりかけると、0度よりもっと冷たくなり、マイナスの温度まで下がります。冷やすはずの塩を加えて、なぜかえって冷えるのでしょうか。ふしぎな現象の裏には、氷が溶けるときの熱の動きがあります。

塩を混ぜると氷は低い温度で溶ける

ふつう水は0度で凍り、氷は0度で溶けます。ところが塩が混ざると、この境目の温度が下がります。塩を加えた氷は、0度よりずっと低い温度でも溶け始めるようになるのです。この性質が、冷える現象の出発点になります。

溶けるときに熱を奪う

氷が溶けて水になるには、熱が必要です。塩をかけられた氷は、低い温度でも溶けようとして、まわりからどんどん熱を奪っていきます。熱を奪われた分、氷と塩の混じった部分は0度よりもっと冷たくなるのです。

手作りアイスに使われる知恵

この仕組みは、身近なところで役立っています。氷に塩を混ぜてマイナスの冷たさを作り、その中で材料の入った容器を冷やせば、家庭でもアイスクリームが作れます。冷凍庫を使わずにアイスができるのは、この「氷に塩」の温度のふしぎのおかげなのです。

冷やす塩が氷をもっと冷たくする——一見あべこべなこの現象は、溶けるときに熱を奪う性質の表れでした。夏の自由研究にも、ぴったりのネタです。

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