科学
熱いお湯の方が早く凍る?ムペンバ効果の謎
条件によっては、冷たい水より熱いお湯の方が早く凍ることがあります。「ムペンバ効果」と呼ばれ、今も完全には解明されていません。
冷たい水と熱いお湯を同時に冷凍庫に入れたら、どちらが早く凍るでしょうか。ふつうに考えれば冷たい水のはずです。ところが、状況によっては熱いお湯のほうが先に凍ることがあるのです。直感に反するこの現象には、名前がついています。
ムペンバ効果と呼ばれる現象
この不思議な現象は「ムペンバ効果」と呼ばれます。ある学生が、熱いアイスクリームの液のほうが早く凍ることに気づいたことがきっかけで、広く知られるようになりました。いつでも必ず起きるわけではありませんが、たしかに観察される現象です。
いくつかの理由が考えられている
なぜ起きるのか、いくつかの説があります。熱いお湯は蒸発で水の量が減って凍りやすくなる、水の中の対流の違いが影響する、などです。ただし、どれか一つで完全に説明できるわけではありません。
実はまだ解けていない謎
おどろくことに、この身近な現象は、今もはっきりとは解明されていません。条件によって起きたり起きなかったりするため、研究者のあいだでも議論が続いています。当たり前に思える「水が凍る」ことの中に、まだ人類が解ききれていない謎が残っているのです。
身のまわりには、答えの出ていない不思議がまだたくさんあります。ムペンバ効果は、その代表格の一つと言えるでしょう。
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