科学
砂糖はなぜ水に溶ける?水の分子のはたらき
砂糖が水に溶けるのは、水の分子が砂糖の粒を一つずつ取り囲んで、ばらばらに引き離していくからです。
コップの水に砂糖を入れてかき混ぜると、白い粒はすっと消えてなくなります。でも、消えたわけではありません。甘さは残っているのですから、砂糖はどこかにいるはずです。いったい何が起きているのでしょうか。
砂糖は小さな粒の集まり
角砂糖や砂糖のかたまりは、目に見えないほど小さな砂糖の粒が、たくさん寄り集まってできています。ふだんはこの粒どうしがくっつき合って、白い結晶の形を保っています。だからかたまりとして見えているのです。
水の分子が粒を取り囲む
砂糖を水に入れると、水の分子が砂糖の粒に群がり、一つずつ取り囲んで結晶から引きはがしていきます。引きはがされた粒は水の中に散らばり、やがて全体に均一に広がります。目に見えないほど細かくばらけるので、砂糖は「消えた」ように見えるのです。
お湯だと早く溶ける
温かい水ほど、水の分子は活発に動き回ります。そのぶん砂糖の粒を取り囲む勢いも強くなるので、お湯のほうが砂糖は早く溶けます。冷たい水では時間がかかるのは、水の分子の動きがゆっくりだからです。
溶けて見えなくなった砂糖は、消えたのではなく水の分子に運ばれて散らばっただけでした。甘い飲み物の一口ごとに、その粒が舌に届いています。
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