科学
静電気はなぜ起きる?冬のパチッの正体
冬のパチッは、体にたまった電気が乾いた空気で逃げられず、金属に触れた瞬間に一気に流れる音です。
冬にドアノブへ手を伸ばすと、パチッと痛い思いをすることがあります。夏にはあまり起きないこの現象。なぜ冬にばかり、しかも金属に触れる瞬間に起きるのでしょうか。順番に見ていきましょう。
こすれると電気がたまる
物と物がこすれ合うと、その表面に小さな電気が少しずつ移っていきます。服を着て歩く、髪をとかす、椅子から立ち上がる。こうした何気ない動作のたびに、体には電気が蓄えられていきます。これは季節を問わず起きています。
冬は電気が逃げられない
違いを生むのは空気の乾燥です。空気中に水分が多い夏は、たまった電気が水分を伝って少しずつ逃げていきます。ところが乾燥した冬は電気の逃げ道がなく、体にどんどんたまっていくのです。
金属に触れた瞬間に放電する
たまった電気は、電気を通しやすいものに触れると一気に流れ出します。ドアノブや車のボディなどの金属は、その格好の逃げ道です。ため込んだ電気が触れた瞬間に一気に移動するため、あの鋭いパチッが起きます。
金属に触る前に、壁や木など電気をゆっくり逃がすものに触れておくと、パチッをやわらげられます。冬の小さな痛みも、しくみを知れば防ぎ方が見えてきます。
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