宇宙
月はなぜ裏側を見せない?地球との関係
月がいつも同じ面だけを地球に向けているのは、月が1回転する時間と、地球を1周する時間がぴったり同じだからです。
夜空に浮かぶ月。うさぎの模様でおなじみですが、私たちが地上から見る月は、いつも同じ顔をしています。月の「裏側」を肉眼で見た人は、地球上に一人もいません。なぜ月は、決して裏を見せないのでしょうか。
自転と公転の時間が同じ
月は、自分でくるりと回る「自転」をしながら、地球のまわりを回る「公転」もしています。ふしぎなのは、この二つにかかる時間がまったく同じだという点です。月が1回自転するあいだに、ちょうど地球を1周する。この絶妙な足並みのそろい方が、鍵になります。
だから同じ面が向き続ける
自転と公転の時間が一致していると、月は地球のまわりを回りながら、常に同じ面を地球に向け続けます。歩きながら顔をいつも中心に向けるように回れば、外の人には同じ顔しか見えません。それと同じことが、地球と月のあいだで起きているのです。
足並みがそろったのは偶然じゃない
この見事な一致は、たまたまではありません。長い年月のあいだに、地球の重力が月の回転に少しずつブレーキをかけ、自転と公転の時間がぴたりとそろっていったと考えられています。地球と月が寄り添って過ごしてきた時間が生んだ関係なのです。
見慣れた月には、私たちが決して見られない「もう一つの顔」が隠れています。裏側を思い浮かべながら、今夜の月を眺めてみてください。
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