からだ

夜になるとなぜ眠くなる?体内時計と光の関係

2026年 · 読了3分
夜になるとなぜ眠くなる?体内時計と光の関係

夜に眠くなるのは、疲れだけが理由ではありません。体の中の時計が「夜が来た」と判断して、眠気のスイッチを入れているのです。

特別疲れていない日でも、夜が更けると自然とまぶたが重くなります。逆に、徹夜明けの朝は疲れているのに妙に目が冴えることもあります。眠気は疲労だけでは説明できません。カギを握るのは、体に組み込まれた時計です。

脳は明るさで時刻を知る

私たちの体には、およそ24時間周期のリズムを刻む体内時計が備わっています。この時計が時刻を合わせる手がかりにしているのが、目から入る光です。周囲が暗くなると、脳は「夜になった」と感じ取ります。

暗くなると眠気を誘う物質が増える

夜だと判断した脳は、眠気を誘うホルモンであるメラトニンを増やし始めます。メラトニンが増えるにつれて体温は少しずつ下がり、体は眠る準備に入ります。夜のあの抗いがたい眠気は、この物質が働いている証拠です。

寝る前のスマホが眠りを妨げる理由

このしくみには弱点があります。脳は光の種類を選べないので、夜でも強い光を浴びると「まだ昼だ」と勘違いしてしまうのです。寝る直前までスマホの明るい画面を見ていると、メラトニンの分泌が抑えられ、眠気が来にくくなります。寝つきが悪いと感じる人は、寝る前の30分だけでも画面から離れると、体内時計が本来の仕事をしやすくなります。

毎晩あたりまえにやってくる眠気は、体内時計が一日かけて準備した合図です。逆らわずに乗るのが、いちばん上手な眠り方かもしれません。

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